失敗者として、ささやかながら、就活について
昨日リクルートスーツを着てバスを待つ女性を見かけました。
もう就活の時期なんですね…。
私にとっては、未だに忌まわしい記憶ですが…。
と言う訳で、ささやかながら、就活について思うことを書いていきたいと思います。
就活生の方は、こんな奴もいるんだ程度に思っていただけたら。
鬱屈した思いを抱えてらっしゃる方の気晴らしになればと思います。
就活における「強み」と言う呪縛について
自分の強みってよく就活の時に研究したりしませんか?もしかしたら、最近はストレングスファインダーとも言うみたいですが。
これ勘違いしやすいんですが、強みと言うのは、あくまで手札の一つですよね。
なんとなく、こう言う性格だから、ああでないと「いけない」と考えてしまう。
例えば、慎重で落ち着いてる、とかだと営業は向いてないな、とか。
経験から言えばそんなことは全くないです。
営業に身を置いていたんですが、同期にも上司にも引くほどいろんな性格の人間がいました。
慎重に一つづつ駒を進めていく人もいれば、大胆にぶつかっていく人も。
強みはアピール材料
結局のところ、やりたいことがまずあるのが大切なのかなと。
やりたいことがあって、その職種なり企業なりに自分を売り込んでいく時になって初めて、強みを手札として使うべきです。
私の場合は、職業選択にこれを使ってしまったのが失敗要因の一つですね。
…え、みんなアピール材料にしてんですか?
じゃ私だけですかね…。
就活浪人と言う選択
みなさんはどうして今頑張って就活してるんですか?
何か明確な理由があって、今年中に決めなきゃいけない場合(恋人から結婚を迫られている、就職しなければ家業をつがされる、指を詰められるなど)はまぁ、仕方ないですが、特に理由もないのになんとなく周りに合わせて就活しておるそこのあなた。
何より、進路がイマイチ決まっていないあなたです。
一年延長してみてはいかがでしょうか。
すごく抵抗あると思います。
私の周りも自ら望んで就活浪人した人はほとんどいませんでした。
みんな、何かに追われるように就職していきました。そして私も。
やりたい仕事があるならば、全力で就活してください。後悔しないように。
夢に向かって頑張れることは、何より素晴らしいことです。
ですが、夢がないのに頑張ったって、多分後悔しますよ。
少なくともここに一人、大いに後悔した人間がいます。
もう一度。
一年延長してみませんか?
まずは落ち着いて、自分とお話してみてください。
あれが好き、これが嫌い。
あれが得意、これが苦手。
と言うかよく考えたら、これやってみたいんだよね。
とか。
時間をかけることではっきり見えてくることもあります。
それは目的地だけではなく、道のりであることも。
道が見えてから歩き始めても、遅くはないと思うんです。
急がば回れとも言いますから。
自分に嘘をつかない
何より避けて欲しいのは、自分に嘘をつくことです。
ほんとは就活する理由が見つからないのに、なんとなく自分に言い訳して就活して。
内定決まったら、無理やり仕事にやりがいを見つけて。
私です。
本当に苦しかったです。
あなたにはそんな目にあって欲しくないです。
あなたの夢はなんですか?
その就活は本当に必要ですか?
それをあなた自身が認めていますか?
別に人に言えなくたって良いんです。
あなたを一番理解してあげられるのは、あなたしかいないんでしから。
自分の声に耳を傾けてみてください。
バイトでもなんとかなる
と思ってます。
幸か不幸か、現代日本は割と豊かなので、よっぽどのことがない限りは死ぬことはないと思います。少なくとも。
(私自身は死ぬほうが難しいとすら思っています。)
一年ブランクができるのは生活面で不安かも知れません。
正直不安ですよ。
就職していた頃の半分くらいしか収入ないし。
でも、きっとなんとかなると思います。
だって、あなたが選んだ道だもの。
逆に言えば、ブランク作る覚悟で延長したのだから、そのくらいは受け入れるべきです。
だから、なんとなくで延長したらダメですよ。
ちゃんと考えて、あなたの意思で決めてください。
多少生活が苦しくとも、自分を騙して生きるよりもストレスは少ないんじゃないでしょうか。
今日び第二新卒とか大学中退者とか珍しくないです。
バリバリのビジネスマンでもそう言う人たくさんいると思います。
終わりに 〜将来と就活〜
とまぁ就活に関してネガティヴなことをつらつら書いてみました。
ちなみに就活が良くないわけじゃないですよ。
なんとなくで就活する、と言う行為が良くないのです。
個人的には、就活はもうしたくないんですが、結局またすると思います。
転職とかするだろうし。
思い違いして欲しくないのは、就活は「将来」の要素の一つ、と言うことです。
あくまで一つ。
有名企業に就職できても、それで将来が決まることはないです。多分ね。
なんか良いことあるかも、くらいじゃないですかね…。
大切なのは、あなたが何を望むのか。
それをあなたは認めてあげているのか。
だと思います。
せめて、この時期を振り返って後悔する、私のような人間が減ることを願っています。
ささやかながら、就活について。
お疲れ様でした。
それでは、また。