わたしの音楽遍歴と楽器(その2)。
みなさん、こんにちは。あやうく三日坊主になるところでした。何事も「続ける」ということが大切ですね…。
今回のお話は、前回の続きです。中学時代、無事希望楽器でなかったトランペットに決まったわたしでしたが、そのせいかすぐにトランペットが好きになったわけではありませんでした。
とにかく練習嫌い
好きじゃない楽器を任されるし、その楽器はまず音を出すことが大変だったしで、部活の最初のころは、先輩の目を盗んではサボってました。図書室で手塚治虫さんの「ブラックジャック」を読んでいた記憶があります。
謎ルールで最初の5分間は必ずマウスピース吹かなきゃいけなかったし、ロングトーンはとっても退屈だし、口は疲れるし…。
このころにもっと真面目に練習していたら、今多少は上手くなっていたんだと思うんですけど…。当時のわたしにトランペットの魅力を力説しつつビンタしたいですね。
でもでも、先輩たちは謎の上級者感出してくるし、吹奏楽部特有の学年間の確執や、派閥争いもあるし…。人間関係もめんどうくさかったんですよね。
そんなわたしに、転機がおとずれます。
先輩から借りたCD、セルゲイ・ナカリャコフ『ヴェニスの謝肉祭』
一年生の後半、三年生の引退でほっとしていたある日、二年生の先輩が一枚のCDを貸してくれました。それが、セルゲイ・ナカリャコフの『ヴェニスの謝肉祭〜ミラクル・トランペット』でした。
これがもう、すごいのなんの。当時のわたしには衝撃過ぎて、毎日のように聴き倒しました。ナカリャコフが15歳とかの時の録音だったんじゃないでしょうか。
めくるめくテクニック(いわゆる超絶技巧)、今まで聴いたことのない綺麗な音…。当時のわたしは猛烈に憧れました。…あと、とてもイケメンだったです。
トランペットって、こんなに素敵な楽器なんだ!こんな風に吹いてみたい!難しい曲を吹いてみたい!(金管楽器吹きにとって、「ヴェニスの謝肉祭」は一度は吹いてみたい曲ではないでしょうか。)
(あとイケメン)
トランペットの魅力の一端に触れたわたしが、周囲にドン引きされるくらいのトランペットオタクに変貌するのに、時間はそんなにかかりませんでした。
同時期に、家にあったクラッシック全集的なCDの中で、「トランペット吹きの休日(ルロイアンダーソン特集だったかな)」にたまたま出会ったのも大きく手伝っていると思いますが、とにかくトランペットにくびったけでした(です)。
トランペットで乗り切った中学時代
目的があくまで楽器を吹くことだったとしても、部活に出るのが楽しくなると、学校生活も変わっていきました。
朝練したいからちゃんと起きて登校するようになり、放課後の部活が楽しみでおもしろくない授業も耐えられるように。
わたしは小学校の時から不登校気味で、中学校でも二年生くらいから不登校しだしたんですが、トランペットのおかげでなんとか登校できていました(授業は……。ここら辺のお話は追々)。
こんな感じで日々を過ごし、最終的に自分の卒業式で後輩に混ざって入退場の曲を吹いたりして(わたしだけ)、中学時代は終わったのでした。
なんだかんだ、長引いてますね…。まぁ、ぼちぼちやっていきましょう。
次くらいは、もしかしたら別の内容で書くかも、です。
よろしければ、お読みくださいね。
あ、みなさんも部活とか学校生活の中での転機があれば、教えてくださいね。
それでは、お疲れ様でした。
また、次回。