のまどのまど

音楽や芸術について、気ままに書いたり描いたりする雑記ブログです。

雨の音を聴きながら…。

今週のお題「雨の日の過ごし方」というお題を見つけたので、書いてみます。

 

わたしは雨の日が大好きです。小雨でも大雨でも、雨の音が聴こえるのが好きです。

 

ノイズにも似た音たちが、わたしの耳から入りからだを満たす。

周りの雑音を遠くにやって、いっときわたしを現実世界から切り離す。

息を吸い込めば、わずかに重みを持った湿り気がわたしの肺を冷やす。

 

あの感覚が、たまらない。

 

そんな大好きな雨の日には、これまた大好きな読書をします。

本はいつも持ち歩いていて、暇さえあれば読んでいるんですが、雨の日の読書はまた格別です。

よし、読むぞ、という気持ちが強くなって、いつもはあまり読まない本や、積んだままになっている本に手を伸ばします。

 

窓際に席を作って、音楽に関する研究所や読み物、哲学書に大学時代に専攻していた分野の専門書など、頭が疲れるような本を、時間をかけてじっくり読みます。

 

少し読んで本を置いたら、目を閉じて、雨の音を聴きながらいろいろなことを想像します。読んだ内容をイメージしたり、新しい論点を探したり。わたし自身の考えと結びつけて、理論を膨らませたり…。

 

ときどき飛躍し過ぎてしまいますが、それもまた楽しい。

まるでわたしだけが宇宙の心理に気づいたような興奮を味わったかと思えば、その時考えていたことは一瞬のうちに消えてしまったりもします。

 

からだは雨の音に満たされて、頭の中は豊かな考えに満たされる。

わたしの心がもっとも満足する時間の一つです。

 

思い出したら、わくわくしてきました。

 

明日、雨は降るかしら。