のまどのまど

音楽や芸術について、気ままに書いたり描いたりする雑記ブログです。

のまど流、読書感想文の書き方

わたしは本屋さんが大好きで、暇さえあれば毎日行ってるんですが、最近読書感想文のコーナーを見つけました。

 

今年の課題図書が積まれているんですが、ふと思い出したのは、読書感想文苦手だったこと。周りの同級生も苦手意識持っている子が結構いました。

 

そこで今回は、わたしなりの読書感想文の書き方、本の読み方をご紹介してみようと思います。

読書感想文だけでなく、読書の参考になれば嬉しいです。

 

物語の読み方は2種類ある

まず、読み方のタイプですが、2種類あると考えています。

一つが、「人物(感情)追従型

もう一つが「環境(状況)俯瞰型」です。

呼び方はのまどが適当に考えたので無視しても大丈夫です。

 

大事なのは、物語についてまとめたり説明したりする時に、どちらの立場に立つか、ということです。

 

なぜタイプを意識するのかというと、「書く内容にまとまりができる」ため、「書きやすい」だけでなく「わかりやすい」感想文が書けるからです。

 

よくある苦手意識に「何を書いて良いのかわからない」というのがあります。

タイプを決めてしまえば、あとはそれにしたがって物語をまとめれば良いのでずいぶん楽になると思います。

 

では、タイプごとの読み方を説明していきますね。

 

人物(感情)追従型の読み方・書き方

このタイプはわかりやすく挑戦しやすいので、初心者向けと言えます。

 

やり方は、名前の通り、とにかく登場人物の感情を追いかけます。とことん追いかける。

この時、追いかける登場人物は一人に決めた方が良いです。

 

物語の中で、最初にその人物が出て来た時から最後まで、どういう風に感情が変化していったのかを書いていきます。

 

最初はAという感情(気持ち)だったが、Bへと変化し、最終的にCになった

というような筋道をまず作ります。

 

そしてそれぞれの感情について、「なぜその感情なのか」や「変わったきっかけは何か」、「変わったことによってその人物に何が起こったか」などをまとめます。

 

あとは、まとめた内容を筋道に結びつければ、一通りのかたちが作れます。

感情について書いてある文章を探し出せばだいたい書けるので、割と簡単だと思います。

これにあなた自身の経験や感想を混ぜれば、立派な感想文の出来上がりです!

 

環境(状況)俯瞰型の読み方・書き方

このタイプは、少し難しいので文章になれている人や物語を読むのに自信のある人が

挑戦してみてください。

難しいぶんだけ、書ければ大人っぽい、かっこいい感想文が書けますよ。

 

こちらも名前の通り、物語に出てくる場面(環境や状況)をまとめていくやり方です。

少し難しいですが、登場人物やその感情よりも、登場人物がいる背景を考える、という方法です。

 

「俯瞰」とは、物事を離れて見る、という意味ですが、この意味にしたがって、物語を離れて読みます。

 

人物(感情)追従型が、とにかく感情や気持ちに注目していたのに対して、このタイプは人物や感情についてはあまり考えません。

あくまで優先するのは登場人物を取り囲む環境や状況などの場面です。

 

どうやって感想文を書くかというと、流れは人物(感情)追従型と同じです。

最初はAという場面(環境・状況)だったが、Bへと変化し、最終的にCになった

という大筋をまず作ります。

 

そして「なぜその状況になったのか」「そのとき登場人物はどうしているのか」「場面の変化が物語にどのような影響を与えたのか」などをまとめていきます。

 

最後に、筋道に合わせて、まとめた内容を結びつけていけばかたちになります。

場面について描かれている文章は、意外と見つけにくいので難しいと思います。

頑張って探しましょう。

慣れるとすぐに見つかりますよ。

あとは、みなさんの経験、感想を混ぜてあげれば出来上がりです!

 

また、一段上の書き方として、場面ごとの登場人物の感情の変化を考えるのも良いと思います。いわば二つのタイプの合体ですね。

「この場面の変化が登場人物の感情に影響した」とか「場面がこう変化するのに合わせて、登場人物の感情もこのように変化している」などに注目できると良いですね!

 

読み方を身につける

いかがでしたか?できるだけわかりやすく書いたつもりですが、特に二つ目のタイプは難しく感じたかもしれません。

 

今回紹介した二つの読み方は、一度身につければ一生使えます。

どんな物語も読むのが簡単になりますし、感想文や物語について話し合うときにも活躍します。

何より、読書が楽しくなると思います。

自転車の乗り方とかと同じですね。一度身につければ良くて、自転車に乗ることが楽しくなる(人によりますが)。

 

今回の記事がみなさんの読書生活の一助になれば嬉しいです。

 

 

お疲れ様でした。

それでは、また。